仲の良かったインコが攻撃的に!もう一度仲良くなる方法をご紹介します。

性格

人と人との関係はいろいろ難しいですよね?相手の気持ちがわからなかったり、誤解があったり。

それは、人と動物の関係も同じ。


一度は慣れてくれていたインコが、急に攻撃的になった。もう、仲良くなれないの・・?と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。


今回は、いっしょに暮らしているウロコインコとの生活から読み取れる「思い」と、攻撃的になったインコと仲良くなった方法をご紹介します。


初めてインコをお迎えする方は初めてのインコ。何に注意すればいい?仲良くなる方法も具体的にご紹介。にまとめておりますので、ひとつの参考としてご覧ください。


※仲良くなった方法をすぐ知りたい方は「あんなに仲良しだったのに・・(体験談)」からご覧ください。

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インコの喜怒哀楽

まずは、インコの感情や表現を確認していきましょう。

喜び

こちらがウロコインコの「姫太郎(ひめたろう)」男の子です。

ネコはなでてあげると「ゴロゴロ」と喉を鳴らして、気持ちよさや喜びを表現しますよね?


ウロコインコの場合はどうでしょう・・?


セキセイインコやオカメインコのように声はキレイではなく、少しダミ声ですが、気持ちよさそうに「ぐぁ~」と声を出す子もいます。


写真をみておわかりいただけるように、声を出さなくても、気持ちよさや飼い主さんになでられる喜びを顔で表現してくれます。


なでるのをやめると、自分から手に顔をすりつけてきて「もっとなでて! 」と催促したりもします。

昔一緒にいた小型の文鳥も、同じように催促してたなぁ。

怒り

これは、お留守番させられたことに怒ってます。目がちょっと三角に見えませんか?


怒っているときは、顔を背けたりすることもあって思わず笑ってしまいます。


感情が爆発しているためか、手を出したりすると噛まれることがあるので、声をかけてなだめるようにしています。

哀しみ

お留守番しないといけないのがショックで「行っちゃうの?」という顔です。


インコは元々集団生活をしている鳥だからなのか、とにかくひとりにされるのがイヤなんです。


こういうときは、ちゃんと目を見て「お留守番お願いね。すぐ戻るから」と何度も言い聞かせて出かけてますε-(´・`)

楽しい

インコはおもちゃ大好き♪遊ぶの大好き♪♪

気にいったおもちゃは、何時間でも遊んでます。


もうひとつ。歌や音楽が好きな子も多いですね。

自分の好きな音楽もあるようで、必ず決まったCMで興奮して踊ったり、歌ってあげると頭を上下に振るヘッドバンキングで気持ちを表現したり。


全身で楽しいことを表現してくれるので、飼い主さんで癒されている方もたくさんいます。

他の感情表現

嫉妬

外の鳥に向かって威嚇してます。

これは結構重要な「思い」だと思います。


外のスズメやハトに話しかけたりすると、「ちゅ~!」という雄たけびとともに口を噛まれます。しかも本気噛み・・。

これは自分以外をみていることと、話しかけていることへの嫉妬。外へ話しかけるのをやめると納得します。

外の鳥だけではなく、ぬいぐるみに話しかけるだけで怒ったりもします。


気持ちが一番強く、わかりやすく出ているように感じます。

褒めてほしい

イヤでたまらないお留守番をさせて帰宅すると、ケージにへばりついて待ち構えています。

ケージから出して「お留守番できたね」と褒めると、すぐ飛んできて「なでて~」と体で表現してくれます。


インコもできたことは褒めてほしいんだなぁ・・と思い知らされますね。

自分を見てほしい

家族が楽しそうに笑ったりしていると、怒ったように「ちゅ~!!」と鳴きます。


「うるさい!」という指摘の意味もあるとは思いますが・・「ボクを放っておいてなんで楽しんでるんだよ。もっとボクを見てよ!!」という感情が強いように感じます。


いつのまにか目の前にきて、何か言いたそうに顔をジッとみていることもしばしば。

仲間意識が強いためか、疎外感があると何か訴えてきます。


「嫉妬」も関係しているかもしれません。



いかがですか?

全てではなくても、共通する感情があるのではないでしょうか。

あんなに仲良しだったのに・・(体験談)

姫ちゃんをお迎えしたのが、2017年の年末。お正月は長くいっしょにいてコミュニケーションも取れていたので、家族全員とすぐ仲良くなりました。


でも・・

暖かくなってきたGW。わたしの妹が帰ってきたとき、急に嚙みつくようになったんです。しかも1度だけではなく何度も・・。


噛みつく場所もいろいろで、手はもちろん、首や顔も本気の攻撃。

妹が帰ってくるたびに出迎えが「本気噛み」。


後日妹に聞いたところ「正直、帰るのがイヤになるくらい怖かった・・」とのこと(^-^;


それからどうなったか・・?


解決策と結果をどうぞ。

攻撃的なインコと仲良くなった方法

上記の様々な感情を踏まえ、いろいろ考えた対処がこちら。

1.向かっていこうとするときは、必ず止める(近づけない)

座っているときは、他に気を取られることもあるためか、ずっと攻撃ではない・・。

動くと「攻撃をするために」追いかけていく。


間違いなく、妹を敵対していると判断。追いかけるのを止めて、近づく行動を制限しました。

2.無理に近づかない

完全に遠ざけてしまうと、いつまでもインコに理解してもらうことはできません。


しかし、仲良くなりたいからと、無理にこちらから寄っていくとさらに悪化すると考えインコから来るのを待つことを意識しました。

3.やたらと怒らない

何度も噛まれると、怒りたくなるのもわかります・・。


ただ、インコは人が思う以上に賢い鳥。

たとえ言葉がわからなくても繰り返し言われていると、自分に対してのイヤなことを感じ取ってしまいます。


実際に慣れた今でも、自分のしたい行動を「ダメ!」と止められると「ちゅ~!」と言って反論をするのでよくわかります。


でも、怒ることも大切。

攻撃対象の本人(妹)ではなく、仲良くできている人(わたし)が怒って引き離すようにしました。

4.「危険な人じゃない」ことをわかってもらう

今回の場合は、一度は仲良くなっていたので思い出してもらう、ということですね。


少しずつ様子を見ながら、仲良くできている人(わたし)の手から攻撃対象の人(妹)の手や肩に乗せるようにしました。


インコも、他の動物と同じように、信頼やコミュニケーションを大切にします。

信頼している人が言うなら大丈夫かな、と思ってもらえるように間を取り持ったということです。

<3.4共通の補足>

インコと1対1の方の場合。

無理に外に出して興奮したりすると、インコのケガの元にもなりかねません。

ケージに入れたままでコミュニケーションを取りましょう。

・名前を呼んだり、あいさつをする。

・離れすぎないようにして、インコに自分の姿を見せる。

・話しかけて返事が返ってくるようになったり、飼い主さんがいても興奮しないようならケージを開けてみる。


焦らず、それぞれに合ったペースで判断してあげてください。

5.近づいてきても手は出さない

存在自体はかなり気になるようで、インコから近寄ってくることもあります。


一度仲良くなっていたとはいえ、人にはわからない何らかの原因で、インコの中の思いが変わっているのかも・・。


完全に気を許した状態でない時に手を出すと、また振り出しに戻ってしまいます。


インコも様子を探っているのだと考え好きなようにさせていると、日に日に自分から手や肩に乗ってくつろぐことが増えてきました。

6.目を見て少しずつ話しかける

近づいてきた時に、手に乗せようとするのではなく、まずはできるだけ目をみて少しずつ話しかけるようにしました。


話すことは、声を再度認識してもらうと同時に、大切なコミュニケーションだと考えたからです。


ただし、あまり顔を近づけすぎると噛まれる可能性があるので、適度な距離は必要です。

現在の様子

これを帰ってくるたびに実行していると、あのときがウソのように今はもうベッタリです♪


※もちろん個体によって性格も違うし、性別の違いでも攻撃の度合いや対象が違うそうです。これはあくまでも、ウチがとった行動で成功した例なので、ひとつの参考ということをご理解ください。

姫太郎くん
姫太郎くん

必ず仲良くなれるという約束はできないから注意してね。

インコの気持ちも大切

インコのイライラ

上記の感情以外にも、インコもイライラする時期があったり、反抗期もあります。

今回のことは、「発情期」と「換羽期」が重なってしまい、自我も芽生え始めた時期だったからでは?と推測します。


「換羽期」はかなり体力も使うし、なにより体がかゆい!!

全身なので、見ていてかわいそうになります。そりゃイライラしますよね・・。


ただ再度仲良くなってからは、毎年くる発情期や換羽期でも、追いかけて行って噛むということは無くなりました。

インコが決める家族の役割

インコの中で「状況によっての家族の役割」というものがあるようです。

これを理解するのも経験上大切だと思っています。


今は

妹=自分のパートナー

だと思っているため、母と仲良く話したりしていると、嫉妬から母が攻撃対象になります。「独占欲」もあるのかも・・。


そんなときはやはり手は出さず、無理に怒らず見守るのが一番。妹がいないときは、また母にもベッタリです。

自分がインコなら?

インコも人と同じようにいろんな感情を持っています。その感情が人よりも素直に出る、というだけなんですよね。


たとえば、自分が警戒している人に無理に寄ってこられたら、余計に離れたくなりませんか?


「なんで」「どうして」だけではなく、「もしかしたら、普段のこういうことが関係しているかも」と考えると、わかることがあるかもしれません。


「自分だったらどうしてほしいか」を考えて行動するのが一番イイ方法ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?
少しでもお役に立てましたでしょうか。


せっかくお迎えしたインコが懐いてくれない、となると本当に辛いものです。それもストレスになりますよね?「かわいくない」と思うことだってあるかも・・。


でもたぶん、インコにとっても辛いことだと思うんです。仲良くなりたいのは飼い主さんだけではないはずです。


時間はかかるかもしれませんが、楽しい毎日になることを応援しています。


最後まで見てくださって、本当にありがとうございました。

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