毎日、いろいろなストレスを感じている。せめて家に帰ってからは癒しが欲しい・・。
日中いないことが多いから、散歩やご飯の心配の少ないインコを飼いたい。
でも実際はどうなの?自分の生活にあっている?何に注意が必要?など、わからないことも多いと思います。
そんな方に今回、実際に3年以上暮らしている「ウロコインコ」を紹介します♪
ウロコインコとは?
ウロコインコの姫太郎(ひめたろう)です。(色:パイナップル)
生後3カ月でお迎え。ご飯は自分で食べられる状態でした。
正式名称は「ホオミドリウロコインコ」。
オウム目インコ科ウロコメキシコインコ属。
首からお腹の部分がウロコ模様だからこの名前になったそうです。
わたしは背中の感じがウロコっぽいからかと思ってました( ̄▽ ̄;)
野生の子達は、ブラジルやボリビアなど南米の熱帯雨林に住んでいます。
あつ~い国ってことですね。
性格について
家族になる子の性格は気になりますよね?
言い方は雑かもしれませんが、はっきり言って「面白い」です。南米の鳥だからなのか本当に陽気で明るい♪♪
いろんなところに飛んで行っては、アクロバティックに逆さで飼い主を見ていたり、イヤなことがあると「ちゅ~!」と鳴いたりして気に入らないことを表現します。
また、おっちょこちょいなところも。
飛んで移動したときに、ちょっとすべってコケる。
人の肩に乗ろうとして距離感がつかめず落ちそうになる・・。
こんな面白い鳥ですが、ウロコインコは人間の3歳児と同じくらいの知能があるといわれています。
インコはお留守番はできても、寂しい気持ちも持っているんです。
賢いからこそ、かまってあげない時間が長いと、すねたよう表現をする子もいますよ。
3年間暮らして思うことは、行動も人間の子供と一緒ということですね。
また、何にでも興味を示すし、ちょっと目を離した瞬間に全く別の場所にいたりします。
この予想外の行動が魅力でもありますが、危険も伴います。
放鳥時間はきちんと見てあげましょう。
ボクのことは
ちゃんと見ててね
こんなもので遊んでることもあります。
具体的に性格についてもっと知りたいという方はウロコインコの性格8選。魅力を知ってしまった飼い主はベタぼれです。でまとめておりますので、ひとつの参考としてご覧ください♪
おしゃべりについて
鳥をお迎えするなら「しゃべる子がイイ」と思う方は多いと思います。
でも人と同じで、男の子と女の子で違いがありますし、個体によっても差はあります。
なんの苦労もなくしゃべるようになる子もいれば、全くしゃべらない子もいますので、こればっかりは正直・・最初から全てを望むのは難しい、ということです。
コミュニケーションが取れるようになると「しゃべる子もいる」程度に思っていただく方がイイと思います。
苦手なこともあるんだ・・。
許してね。
しゃべることができるウロコインコはダミ声で、単語をいくつかしゃべる程度ですが、一生懸命なにかを伝えようとしてくれます。
あまりにそのときにピッタリの言葉を使うので、会話が成立することもありますよ。
ウロコインコのおしゃべりはこんな感じです。
おしゃべりについてもっと知りたい方は【動画有】インコのおしゃべり。教え方7つを詳しくご紹介します。でまとめておりますので、ひとつの参考としてご覧ください。
習性について
噛み癖
これは苦労する方も多いことです。手加減がないので流血!ということも少なくありません。
おとなしい時期もあるのですが、「繁殖期」や「換羽期」(羽根の生え変え時期)になると興奮気味で、ちょっと手を出しただけで思いっきり噛んだりします。
ただ、きちんとしつけをすれば抑制できることもあります。
ニギコロ
これが「ニギコロ」です。
手で「ニギ」られて「コロ~ン」とお腹を見せる状態のこと。
動物がお腹を見せるのはすごく勇気のいることです。
でも、個体によってはこの「ニギコロ」をさせてくれて、リラックスする子もいます。抱っこできるのはうれしいですね♪
教えたらできるようになる子もいますよ。
暑さに強い
やはり野生の血なのか、暑さには強いです。
ただ、人と同じで熱すぎるのはNG。
いくら暑さに強いといっても、最近の日本の温度は高すぎる!!
28度くらいまでがいいとされています。
他の鳥に比べると体も丈夫なので、寒さ対策も、家の暖房やヒーターで対応はできますが
20度を下まわらないようにしてあげましょう。
病気を隠す
これは野生の中で、天敵に弱っていることを気付かれないようにするためだと言われています。
ただ、普段のクセや行動をきちんと観察していると「あれ?いつもと違うな」ということに気付けることも多々あります。
実際に、普段元気な姫ちゃんがいつもと比べて大人しいことに気付いて、早急に病院に連れていくことができたことがあります。
いつも一緒にいる家族だからこそわかることがあるということですね。
性別判断
早急に知りたい方
ペットショップの店員さんのお話では、正直、見た目では難しいそうです。
ただ血液検査(DNA鑑定)でわかるとのこと。
すぐにでも性別が気になる方は、購入先や、鳥の検査などをしていただける病院に問い合わせてみてください。
時間がかかってもイイ方
特に気にしないという場合は、発情期になると性別がわかりやすくなります。
男の子の場合、女の子に自分の食べたご飯を食べさせる「吐き戻し」という行為をします。
興奮してくると、頭を上下に振って飼い主の手や足に吐き戻しをしてくることもあります。
他にも、飼い主さんの手にお尻をこすりつけてくるのが男の子、お尻をあげるのが女の子。もちろん卵を産めば女の子など。
このように、ある程度時間がたてばわかることが多くなります。
飼育についての注意点
声が大きい
思っている以上に大きな声で鳴きます。耳のそばで鳴かれると「キーン」と耳鳴りがするほどです。
しかも、急に大きな声を出すのでビックリします ε=Σ( ̄ )
ずっと鳴くわけではありませんが、ご近所トラブルにならないよう配慮は必要ですね。
寿命が長い
10年~15年生きるといわれています。中には30年生きた子もいるそうです。
長くいっしょにいてくれる魅力はありますが、その分お迎えする心構えは必要です。
食べてはいけないものがある
人にとって大丈夫でも、鳥にとって害になるものもたくさんあります。
お迎えする前に、必ずチェックしておきましょう。
※「アボカド」「チョコレート」は猛毒なので、絶対与えてはいけません。
遊んであげましょう
1日の大半をケージの中で過ごすため、そりゃあストレスもたまりますよね。
なによりもウロコインコは人が好き・遊び好き・いたずらも大好き♪
鳥は通常、日の出で起きて日の入りで寝る生活をします。
本当は日中に2時間程度遊べるのが理想ですが、平日はなかなか難しい・・。
ただ、ストレスで自分の毛をむしってしまう子もいるので、飼い主さんの生活スタイルにあわせてできる限り遊んであげてください。
初めてインコをお迎えする方へ
手乗りにもなって欲しいし、早く仲良くなりたい。だから、できるだけヒナから育てたい。
そう思う気持ちはよくわかります。
ただ、小さな命を育て上げることを簡単に考えてはいけません。
わたしは、実際にヒナから育てたことがありますが、目が離せないことを痛感しました。
・ヒナのときは自分でご飯を食べることができないため、最低でも2.3時間置きくらいに給餌(餌をあげる)をしなくてはいけない。
・元々の体温が40度~42度と高く、人が熱いと思う温度でさえ寒さを感じるくらい体感温度が違うため、徹底した温度管理が必要。
この対応ができる環境にない場合は、ヒナからではなく、自分でご飯が食べられるある程度成長した子をお迎えしてあげてください。
ヒナからじゃなくて
ちゃんと慣れてくれるの?
と不安な方もいらっしゃると思います。
そういう方は、購入先で「自分でご飯を食べることのできる手乗りの子」をお迎えすることをおすすめします。
これは体験談ですが、生後3カ月で自分でご飯を食べられる状態だった姫ちゃんは、ヒナからではなかったものの、ちゃんと慣れてくれました。
もちろん性格もあると思いますが、購入先ですでにコミュニケーションが取れて人に慣れており、手乗りだったことが大きいように思います。
まとめ
いかがでしたか?
少しでもお役に立てましたでしょうか?
セキセイインコやオカメインコのように有名な鳥ではありませんが、ウロコインコの良さを少しでもお伝えできたら嬉しいです。
いろいろお伝えしてきましたが、たとえしゃべらなくても、「ニギコロ」ができなくても、その子のいいところは必ずあります。
ウチの子もよく噛むし「わがままオレ様インコ」ですが、愛おしくてたまりません❤
人の都合だけで捨てられてしまうペットたちの悲しいニュースを聞くこともありますが、ペットは飼い主を選べないんです。
家族の一員としてお迎えする以上「最期まで責任をもつ前提」でお迎えしてあげてください♪
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。
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