掃除は大変!?ウロコインコは破壊神。脂粉(シフン)についても説明。

習性

ウロコインコはかなりクチバシが強く、小さい体の割に力もあります。


今回は「文鳥」「セキセイインコ」と比較しながら、クチバシの強さや体から落ちる脂粉(シフン)・また掃除の頻度についてお話していこうと思います。


※注意※
白い粒々の脂粉の画像があります。苦手な方は「脂粉の画像」部分は飛ばしてください。

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インコのクチバシについて

小型の文鳥や大型のカラスなどとは、まずクチバシの形が違います。

文鳥

上と下のクチバシの先がそろってます。

セキセイインコ

上のクチバシが下のクチバシを曲線で覆うように伸びています。

ウロコインコ

セキセイインコと同じく、上のクチバシが曲線で伸びていますが、セキセイインコより下のクチバシが大きいですね。


ウロコインコ「姫太郎(ひめたろう)」です。

姫太郎くん
姫太郎くん

インコは上のクチバシが曲がってるってことだね

クチバシのお手入れは気になると思いますが、鳥にとってクチバシは繊細で重要なもの。

割れてしまうとご飯が食べれなくなったり、出血して命の危険もあります。

伸びすぎてしまったという場合は病気の可能性もありますので、必ず獣医さんに診てもらいましょう。

くちばしの役割

文鳥・セキセイインコ・ウロコインコ共通

  1. コミュニケーション
    体をなでていて、それをやめると「もっとなでて」とクチバシや体をすりつけてきます。

  2. 愛情表現
    人の頬をはむはむとついばむような仕草をするときがあります。

  3. 毛づくろい

  4. 物を運ぶ
    ウロコインコは、自分でおもちゃを持ってきたりします。

文鳥

  1. ご飯を食べる。
    アワやキビなどの小さい粒でも、器用に殻だけをむいて食べます。

セキセイインコ・ウロコインコ

  1. ご飯を食べる。
    硬い殻のついたシード(種)でも割って食べます。
    ウロコインコは手で持って食べますよ♪

  2. クチバシを使って移動をする。
    どこかに登ったり横に移動するときなど、上手にクチバシを使います。
    降りてくるときもクチバシを器用に使います。


ウロコインコが、丸くて硬いご飯を食べるときの映像です。

足だけでなく、クチバシがどれほど重要なものかよくわかります。

ウロコインコのくちばしの強さ

これが証拠写真。

もうバラバラ・・。

こんな状態なので、汚されるたびに掃除機をかけますが、振り返ると奴がいる。
・・で、また掃除。


クチバシがこの形だからこそ、上のクチバシで支えて、下のクチバシとアゴの力で割ることができるんですね。

プラスチックのおもちゃを壊すのはもちろん、硬い木もガジガジするので、放鳥時には家の柱などは特に注意が必要です。

脂粉について

ケージを掃除するとき、ご飯のカスや抜けた羽、そして脂粉(シフン)が落ちています。

脂粉の画像

脂粉とは?

これは人間でいう「フケ」のようなもの。


でも汚く思わないでくださいね( ̄ーÅ)
実はインコにとってすごく大事なものなんです。


インコには「尾脂腺(ビシセン)」※1という尾っぽの付け根に脂を出す部分があります。

脂粉とはこの脂が乾いて粉になったもの。新陳代謝がイイからこそ出てくる粉です。


また、換羽期(羽の生え変え時期)に生え変わった大きな羽は、薄い膜のようなものに包まれて出てきます。

その膜を自分ではがすのでこれも白い粉となって落ちてきます。はがれ方によってはかなり大きくて長いのでビックリします。


この白い部分が膜です。
この膜を自分でかじってキレイな羽を出します。
(1本だけボロボロな羽がありますが、これは換羽期とは関係ありません。)

姫太郎くん
姫太郎くん

※1 尾脂腺の補足

野生の鳥は、敵からすぐ逃げられるように、いつでも飛べるようにしていないと命が危ない・・。

そのため、羽のお手入れが非常に重要です。


例えば、雨が降って羽が濡れていると、水の重さで飛べなくなりますよね?

それを防ぐために活躍するのが、尾脂腺から出る脂。この脂を自分の羽に塗って、水をはじいてるんです。


鳥の羽がなんとなくテカってるように見えませんか?この脂のせいなんですね。


脂粉=代謝のイイ健康な証拠です。

脂粉による注意

アレルギー体質や気管の弱い方もいらっしゃると思います。


まずは、飼い主さんの健康が大事ですので、病院で検査・相談などされるのが一番安心です。


どうしても脂粉の多いインコやオウムをお迎えする場合は「脂粉対策」することをおすすめします。

・空気清浄機をつける。

・アクリルケースなどでケージを覆う。

・こまめな掃除・喚起。

・掃除のときにマスクをつける、など。

実はわたしはアレルギー体質。でもどうしてもお迎えしたかった・・。


お迎えしたのが、比較的脂粉の少ないウロコインコだったからなのかはわかりませんが、今のところは問題ありません。


ただ、今大丈夫でも蓄積されていくと、アレルギーを発症する可能性もあります。それがインコの脂粉のせいになるのはかわいそうすぎます・・。


インコのためにも、お世話をする飼い主のためにも、こまめな掃除や喚起・自作のアクリルケースの設置などでいろいろ気をつけています。


これが噂のアクリルケースw

簡単な作り方をアップしている方がいらっしゃいますので、興味のある方は参考になさってください。
https://no-inko-no-life.net
(-no inko no life-しろきな様)

掃除の頻度

ウロコインコは、中型の鳥の中では脂粉はかなり少ない方です。オカメインコは触ると真っ白になるほど多いとか(゚〇゚;)


・・が
脂粉が落ちているときに飛ばれると、まき散らされる・・。


脂粉だけではなく、おもちゃをかじった残骸やご飯も落としたりします。

ケージ内の掃除

特に換羽期(羽根のへ変わりの期間)は、脂粉が多く落ちています。

インコは日中の大半をケージの中で過ごすため、ケージ内の衛生環境が健康状態に大きく関わります。


水やご飯はもちろんのこと、脂粉やいろいろなゴミの掃除も毎日することが大切です。

姫太郎くん
姫太郎くん

ケージの下の受け皿に敷き紙を敷いておくと
フンや脂粉がケージ底に付くのを防ぐことができるよ。

今は、ケージ専用の敷き紙も売っていますが、新聞紙などでも代用できます。


お休みの日などに、新聞紙を受け皿と同じ大きさに切ったものを、何枚か用意しておきましょう。

受け皿を除菌シートなどでキレイに拭いて、新聞紙を交換するだけなので楽です。

放鳥時

放鳥時間が終わってからまとめて掃除する方が楽かもしれませんが、ウチでは細口ノズルを付けた掃除機をそばに置いて、しょっちゅう掃除してますw


特に脂粉は軽いので、少しのことで空中を舞います。

インコにとっても、家族にとっても衛生上よくないので、かなり気をつけています。


ご家庭によっては、放鳥時間が遅くなったりすることがあるかもしれません。


夜に掃除機の音が気になる場合は、音の小さなクリーナーや、粘着テープで掃除するタイプ(コロコロ)の方が便利ですよ♪

まとめ

いかがでしたか?
少しはお役に立てましたでしょうか。


まだいっしょに暮らしたことのない子をお迎えするのは、不安も多いし、先にいろいろ知っておきたいものだと思います。


今回の「クチバシの強さ」や「脂粉」のことはほんの一部ですが、イイことだけではなく、少しは苦労もあるということを知っていただきたくまとめてみました。


ただ言えることは、いざお迎えしてみると「この子が快適に過ごせるなら、掃除くらいはたいしたことではない」と思えるということ。


元気でいてくれるだけで幸せです( *´▿`)❤


最後まで見てくださって、本当にありがとうございました。

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