まだまだ有名ではないウロコインコ。
たまたまネットで可愛い映像や動画を観て、「インコも可愛いな」と、お迎えを考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、犬や猫と比べると情報の少ないウロコインコがどんな性格か知りたい方もいらっしゃると思います。
今回は、実際にウロコインコと3年以上暮らしているわたしが、8つにまとめて具体的にご紹介します。
鳥はわからないことがいっぱい
鳥をお迎えしたことのない方は、インコの性格は想像がつかないかもしれません。
馴染みのある犬や猫は、身近にいてわかることもあるけど、鳥は全くわからない・・。
お迎えしたことのない方にとっては普通のことです。
インコは小型・中型・大型の子がいます。
意外かもしれませんが、それぞれ感情豊かな表現をしてくれます。
え、鳥が?と思いますよね?
でも、3年以上経った今でも「鳥ってなんでこんなに面白いの?」と思うことだらけです。
今回は、特に中型インコの分類になるウロコインコについて具体的に見ていきましょう♪
※もちろん個体差があります。すべてのウロコインコに当てはまるということではありませんので、ひとつの参考としてご覧ください。
ウロコインコの性格
人が好き
ウロコインコ「姫太郎(ひめたろう)」です。
目は横にあるので、どちらかに首をかしげるように見ていることがよくあります。
中型のウロコインコは南米出身の鳥で、陽気で明るい性格です。
よく「子犬みたい・・」と思うことがあります。
コロコロと転がってひとりで遊んでいたり、何か言いたそうに人の顔をジッと見ていたり・・。
犬は、飼い主が喜ぶことや一緒に遊ぶことが好きな子が多いと思いますが、ウロコインコも似ています。
歌を歌ってあげたりすると、リズムに乗って頭を上下に振るヘッドバンキングをしたり、体を左右に振ったりして、ご機嫌なことを体全体で表現してくれる子もいますよ♪
猫は少しクールにしっぽで感情表現してくれたりしますが、体全体で表現する部分で言えば、やはり無邪気に遊ぶ子犬に近いように感じます。
甘えん坊
「鳥がこんなに甘えるなんて知らなかった」
これは、信頼関係を築けている飼い主さんはよく言われることです。
ベッタリ寄り添ってくる姿に夢中の方も多いんです。
「動物は触られるとストレスを感じる」と言われますが、ウロコインコの場合、自分から「なでてほしい」「抱っこしてほしい」と手にすり寄ってきたりする子もいます。
人の肩に乗ったまま羽づくろいをしたり、首などにベッタリくっついて離れないので、飼い主が動けない・・なんてこともしばしば。
ちょっと頼もしい
飼い主の行動を本当によく見ています。
ひとりで遊んでいたはずなのに、ちょっと動いただけで、あわてて肩に止まって自分も一緒に移動。
ちょこちょこと足元を歩いていたりもするので、常にどこにいるか確認していないといけません。
でも、これは飼い主を信頼して、仲間・パートナーとして認めてくれているからこその行動なんですよ♪
3年以上一緒に暮らしてきて感じるのは、もちろん片時も離れたくない!ということもあると思いますが、心配でついてきてくれているのではないか、ということ。
元の場所に戻ると、安心したように遊び始めたり、羽づくろいをしたりして落ち着くんです。
ただただ甘えん坊ということだけではなく、仲間として心配してくれていると考えると、頼もしくも感じます。
飼い主がベタぼれになるのもおわかりいただけると思います(笑)
やきもち焼き(嫉妬)
甘えん坊な半面、パートナー以外には敵意をむき出しにすることもあります。
換羽期(羽根の生え換え時期)や自我の芽生えのための一時的なものもあれば、長期的に攻撃対象になることも・・。
自分のパートナーと認めた人が他の人と仲良く話しているだけで、嫉妬心爆発!
インコ自身からすれば自然なことなのかもしれませんが、これで苦労されている方もいらっしゃいます。
実際、わたしの妹が攻撃対象になって苦労したことがありました。※今は改善しています。
そういうときにどう接したか気になる方は仲の良かったインコが攻撃的に!もう一度仲良くなる方法をご紹介します。でまとめておりますので、ひとつの参考としてご覧ください。
寂しがり屋
ひとりにされることを嫌がります。
「呼び鳴き」という言葉を聞いたことはありますか?
飼い主の姿が見えないときなどに、大きな声で鳴いて呼ぶことを言います。
何かに夢中になっている隙に離れたとしても、そばに誰もいないことに気付くとすぐ呼び鳴き・・。
ウロコインコは元々、野生では集団行動をしているので、仲間意識の強さも関係しているのではないでしょうか。
おもちゃ・遊び大好き
これは鳥用のプラスチックのおもちゃです。
気にいった物は、破壊するまで遊ぶこともあります。
また、ウロコインコは人間の3歳児くらいの知能があると言われるほど賢い鳥なので、上手に教えてあげると、芸を覚える子もいますよ。
鳥用のおもちゃはもちろん、日常生活で身近にあるものもおもちゃになります。
アイスの木の棒やハンガー、段ボール、紙、ティッシュ、ペットボトルのフタなどなど・・。
ただ、飽きやすい性格の子もいますので、ストレス発散のためには複数用意しておく方が◎
いろいろな物で遊んでくれるので、おもちゃを手作りされる方もたくさんいらっしゃいますが、クチバシの強さや誤飲に配慮しながらの注意も必要です。
●ウロコインコは、プラスチックをボロボロにするほどクチバシの力が強いため、柱などの硬いものでも平気でかじります。放鳥時は目を離さないよう気をつけましょう。
●インコが口にしてはいけない物もたくさんありますので、手作りされる場合は、素材をよく調べて与えてあげてください。
100均などを利用して、素材を吟味しながら上手に手作りされている方もいらっしゃいます。
本当に尊敬でしかない・・。
なんにでも興味津々(好奇心旺盛)
買ったばかりのおもちゃを、さっそく吟味中です。
ウロコインコは好奇心旺盛です。
例えば、
・買い物をして帰ったりすると、ビニール袋の中に顔を突っ込んで見ようとする。
・おもちゃを買ったとき、段ボールから出した時点ですぐかじろうとする。
・外で聞こえる音に反応して、外をのぞき込む。
これはほんの一部ですが、おもちゃに夢中になっているな・・と思っていても、いつの間にかそばにいるので油断できません。
放鳥時は
ボクたちがどこにいるかは
ちゃんと見ていてね♪
嫌なことは覚えてる
たまたまタイミングが合ってしまって、体や尾っぽに当たってしまうことがあります。
怒る怒る・・。
いくら謝っても、しばらくは噛みついたり、文句を言ってきたりする子もいます。
やっぱり自分に害があることは許せないんですね。もしかすると根に持つタイプかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
インコは世界で約8000種類もいると言われています。
その途方もない数の中で、少しでもウロコインコのことを知りたいと思ってくださったことがとても嬉しいです♪
どの子をお迎えするか決めるのは、ご家庭によっていろいろな事情や基準があって大変なこと・・。
インコも人と同じようにいろいろな個性もあって、それぞれ性格も違います。今回の記事のような陽気な性格の子もいれば、慎重でおとなしい子もいます。
ひとつの参考として、少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。
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